富山県日本舞踊協会

富山県日本舞踊協会

富山県日本舞踊協会は、尾上流、西川流、藤間流、花柳流、辰巳流、5流派で構成し、1955年の協会設立以来、5流派の枠を越えたイベントを通じて、日本舞踊の振興と郷土の文化造りのための活動を行っている。それぞれの流派社中では、個性ある活動、そして発表会など盛んに行われているが、協会行事では富山県芸術祭主催行事として日本舞踊の会「日本のおどり」を開催しているほか、「とやまこども舞台芸術祭」や「県民ふれあい公演」、「とやま青少年伝統芸能祭」などへの参加と活動を続けている。その他、アメリカ、フランス、ハンガリー、スリランカ、中国遼寧省等、外国との親善公演にも積極的に参加し、県内のみならず海外においても日本舞踊の普及に努めている。

代表者:理事長 藤間紋之助
発足日:1955年5月1日
会員数:125名(2024年6月)

藤間流華松会

藤間松山
魚津市宮津1544
TEL 0765-24-1587
FAX 0765-24-1845

<写真>藤間松山社中
地唄 雪
恋に破れ、出家して尼となった芸奴が昔の恋を断ち切れず、雪の降る夜半独り寝の寂しさが身に沁みるといった、心の葛藤を表現。

藤間流紗枝の会

藤間藤紗枝
富山市於保多町9-10
TEL/FAX 076-431-0588

<写真>藤間藤紗枝
清元 長生
「栄能春延寿」(さかえのはるのぶることぶき)1749年正月、初代豊前が富本流を興した春、松江城主松平南海候から歌詞を賜り 節付けしたもの。新春の行事、書初、若水、湯殿初、着衣初、などめでたい文句を並べた御祝儀曲です。

西川扇博舞踊会

氷見市中央町8-21
TEL/FAX 0766-72-1916

<写真>西川扇博(西川扇博舞踊会) 京人形
西川扇重郎(西川扇重郎会) 甚五郎
常磐津 京人形
天保14年(1843年)江戸市村座の五月興行初演。甚五郎が一目惚れして思いこがれる太夫に生き写しの京人形をつくり、その姿を見ながら酒を飲んでいると人形に魂が入って動き出す。しかし、人形は甚五郎をまねた男の動きをします。甚五郎はフト思いつき、女の心と言われる鏡を人形の懐中に入れるとたちまち優しい女の振りになり、二人の色っぽいクドキの踊りになります。 人形の動き(振り)が実におもしろく出来ている作品です。

紋之助の会

藤間紋之助
高岡市桐ノ木町42
TEL 0766-25-1608

<写真>藤間紋之助、藤間邦実(紋之助の会社中)
宮薗「鳥辺山」
死出の旅に向かう二人の悲しい物語を哀愁ある美しい情景の中に表現した舞踊です。

藤間流藤栄会

藤間勘登栄
高岡市東下関6-30
TEL/FAX 0766-22-164

藤間流藤見会

藤間勘栄見
射水市三日曽根17-22
TEL 0766-25-1608

<写真>藤間勘栄見
俄獅子
吉原の年中行事の一つに八月の仁和賀があった。その仁和賀に出た獅子の練り物と結び付け、古い長唄の「相生獅子」を地口にもじって廓の風俗を歌ったものが本曲です。